「アメリカ製のアンティーク家具の鍵がないから開けてくれる?」と
依頼をいただきました。
お客様は当店のブログを見てお電話をくださったそうです。
ブログやっててよかった。
アンティーク家具となると、カギは古いことが予想されます。
まずは見てみますか。
お客様のところにお邪魔すると、そこはアンティークな家具ばかりを売っているお店でした。
こちらが鍵がない家具です。
装飾がいろいろと施され、シックな感じです。
鍵穴は、正面の板の上方にあります。
鍵穴のアップです。
昔の棒鍵の鍵穴の形をしていますが、
丸い部分の中心部に突起物が出ています。
まずは鍵穴の中をコチョコチョコチョ・・・・・
開きません。
次の手は、持ってきた古めのキーブランクで
鍵を作って開ける作戦です。
棒ヤスリでキーブランクをゴシゴシゴシ・・・・
やっぱり開きません。
この日は次の予定が入っていたので、1時間ほどでタイムアップ。
翌日に持越しです。
2日目。
気を取り直してがんばりましょう!
前日と同じように鍵を作って開錠しよう作戦続行です。
1本目・・・・・ダメ。
2本目・・・・これまたダメ。
何かが間違っているはずです。
今一度鍵穴をよーーーーーく見てみます。
あっ、と気付いたことがありました。
キーブランクのタイプを変えて、再び削っていきます。
そして回してみると・・・・・
やったーーーーーーーーー!!!!!!
開きましたーーーーーー!!!
お客様、大喜び!
私も大喜び!
この瞬間を待っていました。
諦めなくてよかったです
棚があって、いろいろと小物が置けそうです。
状態はいいと思います。
が、喜びもつかの間、中央部にある板をよく見てみると・・・・
マジッすか?
また鍵穴がありますよ!?
これまた古いタイプで手ごわそうです。
この鍵穴用のキーブランクは手持ちがないので、
準備できてからの対戦となります。
とにかく1個目の鍵穴が開いてよかったです。
ご利用ありがとうございました。
*******************
沖縄県宜野湾市のカギ屋さん
宮里カギ店
沖縄県宜野湾市野嵩2-35-3
TEL.098-892-4273