お客様がシリンダーを持ち込みで、「折れた鍵を鍵穴から取り出してください」との依頼です。
トステムのプラスチックカバー付のシリンダーで、
ミワの古いタイプのＵＲです。
このタイプは、鍵のギザギザが左右対称になっており、
山が深いところはどうしても両側からくびれて細くなってしまいます。
なので、その細くなったところが折れやすいです。
シリンダーを分解して折れた鍵を取り出しました。
シリンダーのコア部分が油でかなり汚れていたので
パーツクリーナーで洗浄しました。
液が真っ黒になりました。
洗浄しないと、鍵穴内部の部品の動きが悪くすぐに鍵が回らない
といった症状が出ます。
折れた鍵から合鍵を作製しました。
折れた鍵の断裂面がきれいでしたので、作りやすかったです。
折れた鍵を持ってくるお客様はよく
「鍵って折れるんですねー」とおっしゃいます。
そうなんです。鍵って折れるんです。
回らないからといって、力をこめて無理やり回さないでください。
鍵の調子が悪いなーとおもったら、鍵屋さんに電話してください。
ご利用ありがとうございました。
宮里カギ店 ＴＥＬ．098-892-4273
