「事情があっていま使っている鍵を使えなくして新しい鍵で開け閉めしたいんだけど
出来る?」とお客様が来店されました。
お手持ちのキーを見せてもらうと、出来るタイプだったので出張しました。
こちらが、新しい鍵にしたい玄関の錠前です。
サムラッチ錠というタイプです。
30年ぐらい前のものだと思います。
錠前の室内側です。
こちらもサムラッチハンドルです。
鍵穴の上には、「BEST」の刻印がありました。
作業をするためにシリンダーを取り外しました。
形は円柱状です。
シリンダーを分解し、内筒(ないとう)と呼ばれる部品を取り出しました。
下の写真は、これにキーブランクH559を差し込んだところです。
内筒からピョコッと飛び出ているのがピンタンブラーという部品です。
これが鍵違いを生み出しています。
ピンタンブラーの位置を変えてキーブランクを挿したところです。
飛び出した部分の高さが違うのが分かると思います。
ピンタンブラーが飛び出ている分、キーブランクを削りました。
ピンの頭が内筒の面と同じなっています。
この状態になると鍵を回すことが出来ます。
このような一連の作業を組替(くみかえ)といいます。
シリンダーを組み立てなおし、錠前に取り付け完了です。
これで古い鍵では鍵穴を回すことが出来なくなり、
新しい鍵で施開錠することが出来るようになりました。
ご利用ありがとうございました。
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沖縄県宜野湾市の鍵屋さん
宮里カギ店
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「喜瀬鉄工業」と「金物店 アイムヤラ」のあいだにあります)