「鍵が空回りして、ドアが開かないので開けてほしい」とご来店いただいてのご依頼です。
キーを見せていただくと、ブランクナンバーはH589。
あー、あのタイプかと故障の原因は察しがつきました。
場所は宜野湾市内。すぐに出動です。
現場に到着すると、予想通りの錠前が登場。
アルファのサムラッチ錠です。
鍵穴は上下2個あり、鍵違いです。
鍵を借りて下の鍵穴に差込み回してみると、1周してしまいました。
こわれてます。
ほかのドアはなく、窓は開いていません。
このドアの外側から開けるしかありません。
ちょっと方法を考えて、実行。
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はい、開きました!
故障しているケースを交換します。
左が古いもの、右が新品です。
バックセットは60mmです。
古いケースについているコードは、ドアを開けるときにサムラッチを押し下げたときに
「ピヨ、ピヨ、ピヨ」と音がなるための電線です。
以前にも同じタイプの錠前で、同じように開かなくなったドアを何度も見てきましたが、
音が鳴っているのを聞いたことがありませんでした。
しかし今回初めて聞きました。ビックリです。
なぜなら、このタイプの錠前は40年近く前のものだからです。
音が鳴るように電気配線を新品のケースに移植することはできませんので、
ピヨピヨの音は惜しまれながら引退です。お疲れ様でした。
店に戻ってから、古いケースの中を見てみました。
ケース内のひとつの部品がご覧のようにポッキリと折れていました。
古い住宅で写真と同じタイプの錠前は、同じ現象が起こる可能性がありますので、
早めのケース交換をお勧めいたします。
ご利用ありがとうございました。
宮里カギ店 ℡.098-892-4273
開かないドア その3(宜野湾市)
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