「船のカギなんだけど、鍵がないから作ってくれる?引戸なんだけど。」
と、昼食前にお電話をいただきました。
船で引戸のカギ?
一体どんなカギなんだ?
ちょっと不安を抱えながらすぐさま宜野湾漁港へ。
お客様の船はこちら。
クルーザーではなく、漁船でした。
少々揺れる船に工具箱を持ちながら乗り込み、
問題の引戸とご対面。
戸は操舵室入口のアルミサッシのもので、ついていた錠前は差込栓錠でした。
これなら対応できると一安心。
鍵がないということでしたが、さすがに船の上で使われているだけあって
本体が腐食しており、鍵穴も固まっており使用不可能です。
お客様に説明し、一式交換となりました。
作業開始時は集中して作業をしているので気になりませんでしたが、
後半に入ったころから、船の揺れが気になり始めました。
ユラ~リ、ユラ~リと揺れる船。
下を見ながら作業をしていると気持ち悪くなってきました。
こみ上げてくるものをこらえながら、必死に作業を進めます。
作業終了間際、我慢しきれずお客様に
「もう限界です。気持ち悪いです。」
とポロリと言ってしまいました。
その後は、「ウェー、ウェー」と言いながら作業を進め、
何とか交換を終了しました。
この作業がもし昼食後だったら、確実にリバースしていたことでしょう。
危なかった。
<今回の教訓>
船の上での作業は、空腹時に限る。
ご利用ありがとうございました。
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沖縄県宜野湾市のカギ屋さん
宮里カギ店
沖縄県宜野湾市野嵩2-35-3
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