「鍵が折れてしまったんですけど、合鍵できますか?」と、
お客様がご来店されました。
差し出されたのは鍵の頭の部分だけ。
「鍵の先のほうはありますか?」と聞くと、
「ありますよ」と、お客様は財布を取り出し中を探し出しました。
「あれ?おかしいなあ」とお客様。
2,3分探してみましたが見つかりません。
「そういえば子供が財布いじってたなあ」とお客様。
どうやら子供が悪戯をして、先っぽを取り出してどこかにやってしまったようです。
「元の鍵がなくても鍵を作ることが出来ますよ」とお伝えすると、
「ええ~そんなこと出来るんですか?では、お願いします」とお客様。
折れ鍵からの合鍵作製から紛失鍵作製に作業内容が変わってしまいました。
お客様にとっては、痛い出費となりました。
何の鍵を作るのかというと、バイクの収納ケースの鍵です。
お客様はバイクでご来店されており、そのバイクについていたケースです。
かなり大きいです。
GIVI(ジビ)というメーカーのMAXIAというシリーズのケースです。
キーブランクを選択し、鍵穴を覗いて情報を読み取り、キーブランクを削って出来上がり。
お客様は「すごいですね~!すばらしい仕事です!」と、
褒めちぎってくれました。
そうたいしたことではないと思うのですが・・・。
お客様がおっしゃっていた
「これからもカギで困っている人を助けてあげてくださいね。」
という言葉が印象に残りました。
私の仕事の意味の本質を教えていただいたように思います。
ご利用ありがとうございました。
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沖縄県宜野湾市のカギ屋さん
宮里カギ店
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