来店したお客様からの依頼です。
「玄関のドアのカギを新品と交換してほしい」
お客様がお持ちの鍵を見せてもらうとH250。
長沢製作所の錠前かな?
訪問する日時を決めて、予定通り伺いました。
錠前は長沢のものではなく、OBELでした。
H250のキーウェイがOBEL用のキーブランクとよく似ているので、
どこかの鍵屋さんがH250で合鍵を作ったんですね。
錠前の動きをチェックしてみると、
サムラッチ錠のデッドボルトが鍵を回してもサムターンをまわしても出てきません。
おそらくケースの中の部品が破損しているのでしょう。
ケースを取り外して内部を見てみることにしました。
すると、矢印のところに断裂面が見つかりました。
ここにあるべき部品が折れてしまったため、デッドボルトが出てこなくなったのですね。
OBELの新品はおそらく現在は流通していないので、
他のメーカーのケースで代用することにしました。
ケースに加工をして使おうとして失敗し、1個ボツにしてしまいました。
ガッカリ・・・。
気を取り直し、もう1個新品のケースを取り出してみると、
改良すべき部分が、改良してもらいたいように直っているケースが出てきました!
マイナーチェンジしてたんですね。
加工せずにケースを交換できたのでよかった!!!
現在使っている鍵を使えなくして、
新しく削って作った鍵で カギの開け閉めができるようにピンタンブラーを組替しました。
写真は削っていないキーブランクを入れたところです。
ピンが飛び出ないように、また引っ込み過ぎないようにキーブランクを削りました。
シリンダーを組み立てなおし、錠前をドアに取り付けて完了です。
ご利用ありがとうございました。
作業の途中で15m離れたところで車の内カギがあり、
車の持ち主から「開けてくれ」と仕事が入るというラッキーなことがありました。
料金はまけました。
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沖縄県宜野湾市の鍵屋さん
宮里カギ店
沖縄県宜野湾市野嵩2-35-3
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